大津高校サッカー部

高円宮杯 プレミアリーグWEST 第8節VSサガン鳥栖U-18


<試合結果>
1−1 得点者:川副泰樹

5月の緊急事態宣言による延期や高校総体をはさんだことにより、約2ヶ月ぶりのプレミアリーグとなった今節の対戦相手は同じ九州のサガン鳥栖U-18でした。Jリーグで既にデビューしている選手や年代別代表選手を数多く揃えるサガン鳥栖との一戦は、思いがけない展開となりました。序盤はサガン鳥栖がビルドアップでスペースを探り、大津高校がスペースを消すというこれまで大津高校がプレミアリーグで戦ってきた展開で進みます。しかし、前半18分、相手自陣でボールを奪った川口のシュートを相手GKがペナルティエリア外で手を使って防いだことにより一発退場となります。そこで得たFKは壁に防がれますが、数的優位となり試合を優位に進めます。前半を0-0で終えると、10人のサガン鳥栖が後半早々の選手交代等で改善を図り、丁寧なビルドアップから大津高校のプレスを剥がしていきます。一進一退の攻防が続くと、後半27分、背後へ蹴られたボールを競り合いの中で相手にボールを奪われ、そのままシュートを決められ先制を許します。数的有利にも関わらずリードを許す展開となりましたが、交代出場の森田(3年、FCK天草)を中心に圧力を強め、攻撃を繰り返します。後半39分、日髙のロングスローから、こぼれ球を川副(3年、サガン鳥栖U-15)が冷静にボレーシュートを沈め、土壇場で同点とします。川副の古巣への恩返し弾でした。その後も、最後までチャンスを作りますが、一村のヘディングがポストに嫌われるなど最後まで決定力に欠け、1-1で試合終了となりました。

監督コメント)
サガン鳥栖U-18さんとは金明輝さん(現トップチーム監督)が指導されていた時から質の高いゲームをしており、今回も素晴らしいゲームになることを楽しみにしていました。試合序盤に相手チームに退場者が出たことでゲームを優位に進めることができていましたが、人が少なくてもボールを的確に前に運ぶサガン鳥栖の選手に後手を踏むシーンも多く見られました。失点したシーンでは、トップチームでもデビューしている選手に強引に突破されてしまいました。あのゴールへ向かうエネルギーは見習うべき部分でしたし、対峙したDFにはとても良い経験になったと思います。難しい展開となりましたが、古巣対戦となった川副が意地を出して同点に追いついてくれました。また、中学時代にユース昇格を逃した川副、川口(サガン唐津)、宮川(サガン唐津)の3名がスタメンとして成長した姿を見せてくれました。来週も厳しい戦いが続きますが、この場に立てる喜びと誇りを持って戦ってほしいと思います。

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE