大津高校サッカー部

【大津を支える影のHERO vol.2】

No.2 トレーナー:福邑 健仁さん

 今回はサッカー部トレーナーの福邑健仁さんにお話を聞きました。

部員からは「ふくさん」と呼ばれています。福邑さんは水前寺にある鍼灸治療院「EARNEST」の代表として普段はお客さんの治療をしながら、大津高校サッカー部でも指導をしてくださっています。また、福邑さんは元ロッソ熊本(ロアッソ熊本の前身チーム)でGKとしてもご活躍しており、現在はトレーナーとGKコーチの「二刀流」で大津高校サッカー部に貢献してくれている存在です!高身長でさわやかイケメンのふくさんの人柄が伝わるようにインタビューしてみました!

マネ:トレーナーを始めたきっかけを教えてください!

ふくさん:ロッソ熊本で選手だった時に当時お世話になっていたトレーナーの池本さんから勧めていただき、トレーナーの仕事を始めました。選手として現役を続けるという選択肢もありましたが、自分にしか出来ないことがあると思い、今の仕事を始めました。

マネ:大津高校にはいつから関わられているのですか?

ふくさん:前任の池本さんがトレーナーとして大津高校に行く際に一緒に大津高校へ同行していました。そのときには、現監督の山城先生やロアッソ熊本に所属している黒木選手が当時高校生で年齢も近かった事もあり、一緒にトレーニングルームで筋トレをしたりサッカーの話をしたりした時期もありました。
その後も海外遠征や国内の大会時にお声掛け頂いた際はトレーナーやゴールキーパーコーチとして臨時的にチームへ帯同させて頂く事も度々ありましたが、令和3年度の4月から本格的にチームのサポートをすることになりました。

マネ:夕方は選手のテーピングを巻いてすぐGKの指導をされていますが、いつ治療をされているのですか?

ふくさん:毎朝の朝練の時間と夕練が終わって下校時間までに時間の余裕があればその時に治療やリハビリの指導を行っています。

マネ:朝練にも来てるんですね!部員のケアをする際に気をつけていることはありますか?

ふくさん:選手の立場に立ち、選手の症状を決めつけずにいろんな角度からアプローチして、最善の方法を考えることに気をつけています。また、試合のアップ前や試合前では選手たちの表情を見たり、チームの雰囲気や空気感などを感じたりしています。また、相手選手の力量なども見ています。試合中は、結構ベンチから声を出して応援しているので、「頑張れ!」という気持ちが強いです。試合後は怪我をした選手の表情を見て、症状を確認したり、サプリメントなどをあげて、選手自身がセルフケアをできるようにしています。

マネ:どんなときにやりがいを感じますか?

ふくさん:お店ではお客様からお喜びの声を頂いた時です。大津高校では選手が試合で活躍し充実した表情をしているのを見る時にやりがいを感じます。

マネ:ふくさんの家族について教えてください。

ふくさん:妻と息子2人の4人家族です。

マネ:家族の時間はほとんどなさそうですね。

ふくさん:家族の時間はあまりとれませんが、時間が空いたときには家族とともに過ごす時間を大切にしています。遠征などで家を空けることも多いですが、文句を言うことなく支えてくれる家族に感謝していますし、チームが結果を出し続けることも家族への恩返しだと思っています。プレミアリーグで関西地区や愛知、静岡に行くことが多いのでその際は必ずお土産を買って帰るので、息子たちはそれを楽しみにしてくれています。(笑)

マネ:サッカーはいつから始めたんですか

ふくさん:小学校4年生から始めましたが、中学校で熱心に指導してくれた先生と出会い、サッカーが好きになりました。高校では、怪我や病気が多くありました。その時、自分のサッカーに対するモチベーションが下がってしまい、サッカーを嫌いになることもありました。しかし、その経験が今の仕事を始める決心をしたひとつのきっかけでもあります。

マネ:プロサッカー選手の経験がトレーナーとしての仕事に生かされていると思うことはありますか?

ふくさん:結果を求められる環境の中でサッカーを続けることの難しさは身をもって体験しているので、コンディションを整えることの重要性を常々伝えています。ケガをしない身体作りをすることと、セルフコンディショニングのスキルを選手には伝え続けていきたいと思っています。

マネ:トレーナーの観点から選手に求めることはなんですか

ふくさん:自立することです。そのために、自分で自分の管理をして、平岡先生の言葉のように「24時間のデザイン」ができる人になって欲しいです。そして、どんなときでも常にサッカーのことを考ることを意識して、サッカーのために日常生活を送って欲しいと思っています。また、チーム全体にはまずは県大会無敗、そして、全国制覇をして欲しいです。

マネ:大津高校の魅力はなんですか

ふくさん:大津高校サッカー部の魅力は、総監督、監督を筆頭にスタッフの選手に対する情熱が熱いことです。そして、何事にも本気で取り組めるチームだと思います。

普段のトレーニングは大津町運動公園の人工芝グラウンドで行うことが多いのですが、ウォーキングをされている地域の方々が笑顔で挨拶をして頂いたり、応援してますとお声掛けして頂いたりと、大津町全体が大津高校サッカー部を応援して下さっているのも常々感じています。

また常日頃から物資両面をサポートして頂いている保護者会の皆様も、リーグ戦や大会の度に温かいご声援を頂き本当に感謝しております。

大津高校の強さの秘訣は、地域や保護者、OBなど全てを含めて、一体感のある所にもあるのかなと思っています。

Q7 マネ : 部員へのメッセージ

ふくさん:いつもみんなを支えてくれている保護者の方々と一緒にみんなが最高のパフォーマンスを出せるように、チームの為に出来ることは何でもしたいと思ってます。なので困った時は必ず力になるので何でも相談してほしいです。チームの一員として一緒に戦い、皆で最高の結果を掴み取りましょう!

 

 

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