<試合結果>4−1勝ち
得点者:森田(3年、FCK天草)、碇(1年、FCK天草)、川口(3年、サガン唐津)、川副(3年、サガン鳥栖)
午前中に熊本から飛行機で移動し、ホテルで昼食をとり16時のキックオフに備えました。試合会場に着くと、本校OBで現在セレッソ大阪で活躍している豊川雄太選手(2013年卒)から大量の差し入れをいただきました。
試合は開始早々から、ボールポゼッションを特長とするセレッソ大阪が中央の狭いエリアに侵入してチャンスを狙います。対する大津高校は相手のパステンポを遅らせるためにプレッシャーをかけ要所を抑えます。しかし、前半9分、CBの背後に出されたボールを処理する際にファールを取られゴール前でFKを与えます。それを見事に決められ、早々に失点を喫します。早い時間帯での失点で難しい展開になることも予想されましたが、ここから大津高校の反撃が始まります。一村(3年、甲佐中)が右サイドをドリブルで突破しチャンスを演出するなど攻勢を強めると、前半17分にゴール前のパス回しから最後は森田(3年、FCK天草)が相手DFの股間を射抜く技ありのシュートで同点にします。その後、セレッソ大阪の見事なパスで抜け出したシュートがゴールポストに助けられるなど相手の攻撃を耐えると、前半28分、セットプレー崩れのこぼれ球を繋ぎ、川口(3年、サガン唐津)のセンタリングを碇(1年、FCK天草)が打点の高いヘディングで2試合連発となる逆転ゴールを決めます。前半はそのまま2−1で折り返します。
ハーフタイムで前日U-16リーグに出場していた碇と上塚(3年、アスフィーダ熊本)を下げ、宮川(3年、サガン唐津)、肘の怪我から復帰した寺岡(3年、サンフレッチェ広島)を投入します。
後半も細かいパス回しでセレッソ大阪がチャンスを伺いますが、守備力の高い寺岡が的確にスペースを埋めたり薬師田(3年、小川中)が鋭い出足でプレッシャーをかけたりするなど徐々に相手のテンポに慣れてきた大津高校が高い位置でボールを奪えるようになります。後半29分、相手ボールを奪った森田が川口との連携で抜け出すとゴール前でフリーの一村にパスを出します。一村が冷静にトラップで相手の逆をつくと遅れてきたDFに倒されPKを獲得し、川口が落ち着いてPKを沈め3−1とします。後半35分には、CKのこぼれ球を川副がボレーシュートを決め4−1とリードを広げます。その後も岩本(3年、ソレッソ熊本)が決定機を作るなどチャンスを作りますがそのまま試合終了し、初めて2点差以上での勝利となりました。
監督コメント)
当日移動でのゲームということで、試合の入り方には注意をして臨んだ試合でしたが、素晴らしいFKで先制点を取られてしまいました。前半途中から少しずつ相手を捕まえることができるようになり、良い時間帯で同点、そして逆転することができました。後半は相手のシュートをゼロに抑え、狙いとしていた展開に持ち込むことができていましたし、怪我で離脱していた寺岡と小林(2年、鵠沼中)が復帰できたことはチームにエネルギーをもたらしてくれました。これまで重ねた勝利は全て1点差での勝利だったため、今回4得点取れたことは選手たちの自信になったと思います。それでも、攻撃的なポジションでまだ得点できていない選手は悔しそうにしていましたので、彼らには次のゲームやインターハイでの爆発を期待したいと思います。
今回の遠征では、豊川雄太選手から1試合では使い切れないほどの差し入れをもらったり、航空会社さんから機内でエールをもらったりなど多大なサポートを感じながら試合に臨むことができました。この場を借りて感謝申し上げます。