7月27日〜31日の5日間、和倉ユース大会に参加してきました。クラブユース選手権と日程が重なった影響でJユースチームの参加が例年より減りましたが、全国の強豪チームが40チーム集まり、頂点を目指す全国最大規模のフェスティバルです。
1日目、2日目で10グループに分かれて予選リーグを戦い、その中で各グループの1位10チームと2位で勝ち点の多い6チームが決勝トーナメントに進出します。
3日目にトーナメント1回戦、4日目に準々決勝、準決勝、5日目に決勝、3位決定戦が行われます。(予選で勝ち上がれなかったチームも順位決定トーナメントが実施されています)
今回、大津高校は予選リーグで2勝1敗の2位となり、2位間の順位で上位となり決勝トーナメントに進出し、準決勝で惜しくも敗退し最終的に3位で大会を終えました。
全国の強豪チームと対戦できるだけでなく、他チームの試合を観戦したりいくつかのイベントにも参加させていただいたり、インターハイ前に貴重な経験をすることができました。和倉温泉で立ち並ぶ旅館は圧巻の光景でしたし、宿泊した「日本の宿のと楽」はぜひ皆さんも泊まっていただきたい素晴らしい旅館でした。
河﨑護先生をはじめとする大会主催であるワンオールの皆様、「日本の宿のと楽」の皆様、協賛していただいた各社に心から感謝申し上げます。
<試合結果>
○予選リーグ
VS青森山田高校 0−1
VS東山高校 3−2 得点:一村、日髙、薬師田
VS日大藤沢高校B 4−0 得点:山下2
○決勝トーナメント
1回戦 VS市立船橋 3−0 得点:川口、一村、寺岡
準々決勝 VS履正社 0−0(PK1−0)※1人目からサドンデス
準決勝 VS流経大柏高校 1−1(PK1−2) 得点:高畑
3位決定戦 VS清水桜が丘高校 2−1 得点:川副、小林
○B戦
VS磐田東高校 2−1 得点:山下基、上塚
VS帝京長岡 7−0 得点:上塚3、高畑2、山下基、田原
VS前橋育英 1−3 得点:上塚
<選手コメント>
○岩本昌大郎(3年、ソレッソ熊本)
今回の遠征はバスやフェリーでの移動での長い遠征でした。バスの運転手の方には宮崎遠征からずっと運転していただき感謝しています。
インターハイを前に全国の強豪校と試合をできたことで自分たちの力を知ることができました。今回は新しいポジションでプレーし、判断と自分の立ち位置が良ければ相手に体を当てられることなくプレーすることができたり、フリーな状況で前向きでプレーすることができました。その中で、クロスの回数を増やすことができたこと、ボールロストが減らせたことは良かったと思います。しかし、課題はクロスの質と守備の対人です。クロスの回数が増えてもクロスの質が上がらなければ意味がありません。今回は得点の起点になることはありましたが、クロスからのアシストはできませんでした。クロスの質を上げることでチームの得点力を上げられると思います。対人では相手との距離が詰めることができず、スピードに乗られた状態で対応してしまい、抜かれたりクロスをあげられたりすることが何度かありました。予測力を上げて距離を詰めることで相手の自由は奪えると思うのでもっと距離を詰めていきたいと思います。
この和倉遠征の経験をインターハイに繋げれるようにインターハイまでの期間での練習で課題克服に向けて励んでいきたいです。
○片岡慎之介(3年、ブレストユナイテッド)
自分は今回、トップチームとして初めての遠征で貴重な経験ができました。約1週間を仲間たちと過ごし一人一人の事をより知ることができ、関係性を深めることが出来たと思います。また、この和倉遠征を通して色んな人に支えてもらっているなと感じました。両親はもちろん、バスの運転手さんだったり、大会の運営や審判の方々、そして特に感じたのはマネージャーの支えです。たくさんの仕事量を少ない人数でこなしていて、どれだけ大変なのかというのを実感しました。
この遠征ではB戦での出場でした。B戦は全試合で得点が取ることができ、自分たちの中で自信に繋がったと思います。また、自分たちのミーティングの中で声や、出足の速さ、縦パスの意識などが課題として出て、最終日のB戦ではその課題を全員で共有してゲームに臨め、今回の遠征で1番良いゲームができました。しかし、前橋育英戦では自分達との実力差をはっきり示されて、もっとプレーの基準を上げることが必要だと実感しました。今回の経験をインターハイに繋げて必ず優勝したいと思います。
○小林俊瑛(2年、鵠沼中学校)
まず初めに、この大会をコロナ禍で厳しい状況にもかかわらず開催してくれた運営の方、この大会に携わってくれた方に本当に感謝しています。
今回、個人としてプレーであまり調子が上がらずチームに迷惑をかけることがありました。しかし、みんなのおかげで最終日になるにつれ少しずつ調子を取り戻すことができたと思います。また最後の試合では、和倉遠征を無得点で終わるのは絶対に嫌だったので、得点という形でチームにも貢献出来たことは良かったと思います。
この遠征を通して、ポストプレーやヘディングの自信がついたという成果と裏への抜け出しやクロスへの反応、出足の遅さ、得点力という課題がありました。ヘディングに関してはどの選手にも勝てるという自信がつきました。ポストプレーも青森山田戦や清水桜が丘戦でもできるようになってきているのでそこの部分はこの遠征を通してさらに自信になった部分だと思います。しかし、クロスへの動き出しが遅く良いボールが上がっていても触れないというシーンが何回もありました。また、裏への抜け出しが自分には少ないと感じました。他の高校の選手を見ているとずっと動いていて、自分でボールを受けたりスペースを動いたことによって開けたりしていたのでそのような部分が自分の課題だと思いました。特に青森山田の選手だったり前橋育英の選手の動きは参考になりました。いよいよ2週間後にインターハイが始まります。コンディショニングをしっかり行い、良い状態で臨めるように準備したいと思います。