プレミアリーグ第2節 ヴィッセル神戸U-18
2−1 得点者:山下基成(3年、FCK天草)、中馬颯太(3年、セレソン都城)
○スターティングメンバー
GK 西 星哉(3年、DESAFIORA)
DF 宗 隆希(1年、サガン唐津)
DF 五嶋 夏生(1年、ブレイズ熊本)
DF 野田 翔升(3年、ロアッソ熊本)
DF 田辺 幸久(2年、菊陽中学校)
MF 浅野 力愛(3年、レタドール熊本)
MF 碇 明日麻(2年、FCK天草)
MF 田原 瑠衣(3年、FC NEO)
FW 山下 基成(3年、FCK天草)
FW 小林 俊瑛(3年、鵠沼中学校)
○SUB
GK 石本 温人(1年、アルマラッゾ熊本)
DF 大和田 空(3年、鵠沼中学校)
DF 坂本 翼(3年、サガン唐津)
MF 末松 煌生(1年、ブレイズ熊本)
MF 中馬 颯太(3年、セレソン都城)
MF 小松 皐(1年、サガン唐津)
FW 山川 柊(3年、コンクエスタ)
開幕戦を静岡学園に0−4と黒星スタートとなった大津高校と、ガンバ大阪ユースに4−0の快勝で好スタート発進したヴィッセル神戸U-18という対照的なスタートを切ったチームの戦いでした。前節からメンバーを3人入れ替えた大津高校は相手のビルドアップに鋭い出足で対抗します。前半9分、中盤でボールをキープした田原(3年、FC NEO)のふわりと浮かしたスルーパスに抜け出した山下がスピードを落とさずそのままシュートを放ち、先制に成功します。その後も、構える大津のブロックにパス回しで侵入を図る神戸の構図は変わらず、効果的にカウンターを発動させる大津の思い通りの展開でゲームが進みます。また、岩﨑(3年、ヴィンクラッソ大分)のロングスローから何度もチャンスを作っていました。前半終了間際の44分、岩崎のロングスローから神戸GKのキャッチングミスを誘い、ゴール前にボールがこぼれ押し込みに行きますがギリギリのところで跳ね返されます。チャンスを逸した大津がゆっくりクリアボールを処理しようとしている間に、猛然とボールを追いかけてきた神戸の選手にボールを拾われカウンターから最後は開幕戦で2ゴール決めている冨永選手に決められ、もったいないかたちで同点となり前半を終えます。
後半も、ゲーム展開は変わらずこう着状態の中試合が進みます。大津は疲労の見え始めた岩崎、宗(1年、サガン唐津)を初戦で先発だった中馬、坂本(3年、サガン唐津)に代えインテンシティを維持します。そして、後半33分、相手CB間のパスをSHからプレスをかけた中馬がインターセプトに成功し、そのまま抜け出し落ち着いて勝ち越しゴールを決めます。予想していなかったゴールに大津は俄然盛り上がり、出足良く相手の攻撃の芽を摘んでいきます。先制ゴールの山下、先制アシストの田原に代えて、山川柊(3年、コンクエスタ)、小松皐(1年、サガン唐津)を投入し逃げ切りをはかります。相手の猛攻に耐えながら、攻撃に人数をかけた相手の裏を取り山川が決定機を迎えるなど最後まで出足鋭く戦い続けた大津が2−1で勝利し、プレミアリーグ2022初勝利を飾りました。
○監督コメント 山城 朋大
前節の開幕戦では相手の勢いや気合いに負けてしまい、静岡学園の良さを引き出すかたちになってしまいました。今節に向けてもう一度大津高校らしく泥臭く守るということを意識させてきました。1週間の中に入学式等があり、私自身もバタバタで決して良い準備ができて臨んだゲームではありませんでしたが、3年生が最上級生としての逞しい姿を見せてくれました。今日のゲームでは昨年のような粘り強さがようやく少し出てきたと感じています。ただ、まだまだ簡単なミスやデュエルで負けるシーンも多く、今日の内容に満足することはできません。来週以降も連戦が続くので、今日出た課題を整理して次のゲームでさらにいいゲームができるように準備したいと思います。今回、この試合の2時間前に試合が始まっていたセカンドチームが初参入のプリンスリーグで2節目にして初勝利し、モチベーションが上がった中でゲームに臨むことができていました。「チーム大津」として一体となって今日の勝利を掴めたと思います。