⚽️球蹴男児vs鵬翔高校
3(1−0)2
得点者、碇明日麻×2、稲田翼
⚽️試合展開
梅雨間の快晴となり真夏のような暑さのなか、2021球蹴男児U-16が開幕を迎えた。
大津高校は開幕戦ということもあり勝利で飾りたいと意気込む。試合は立ち上がりからお互いの気持ちがぶつかり合い、なかなかボールが落ち着かない展開となった。
前半2分セカンドボールが繋がった大津高校は右サイドのFW徳永雄斗(FCKマリーゴールド熊本)からゴールファーサイドに差し込むようなクロスが上がり,左サイドのFW稲田翼(ブレイズ熊本)が中央におり返しチャンスを作るが中の選手とうまく合わずシュートには至らない。対する鵬翔高校も2トップを前線に残しカウンターから大津ゴールに迫る。
引水タイムを挟み互いに攻めあぐねるなか,前半33分ついに大津が均衡を破る。センターサークル付近でセカンドボールを拾ったMF松田亜紋(キックスFC)から上がって来たDF二木颯太(サガン鳥栖U-15)にボールが渡る。二木は鵬翔高校ボランチ脇のスペースへボールを進め,タイミングよく飛び出したFW碇明日麻(FCKマリーゴールド天草)へラストパス。GKが前に飛び出す中,碇は冷静にループシュートでゴール右へシュートし、技ありシュートで先制点を奪った。
試合は後半に入り、相手陣内にボールを進めるが鵬翔高校DFの要所を抑える守備によりなかなかシュートまでいかない展開が続く。そんな中、後半11分左サイドで攻め上がったDF守田龍弥(サイレコ・エスペランサ熊本)がCKを奪う。このコーナーキックをMF松田が鋭いキックをニアサイドへ。そこへ走り込んだFW碇がヘディングシュートを鎮め、この日2点目をマーク。チームを勢いづける追加点となった。
その6分後の後半17分、左サイドでMF稲田のカットインのこぼれ球を拾ったDF守田がゴール前ファーサイドへクロスを送る。クロスはFW徳永と碇が迫り合いゴール前中央の稲田のもとへボールがこぼれる。このこぼれ球を落ち着いて稲田が沈めて3点差とする。
試合は終盤に押し込まれて、ロングボールの処理を誤ったところを後半43分とロスタイムに決められて1点差となるがそのままタイムアップ。3対2で大津高校が逃げ切った。
⚽️コーチコメント:木村優成
待ちに待った球蹴男児開幕戦ということもあり、普段以上に力みのある試合となった。ゴール前まで迫るがなかなかシュートが枠に飛ばず苦しい立ち上がりだったが、徐々に硬さが取れて本来のパスワークが発揮できるようなった。鵬翔高校さんが5枚のDFを配置したことで、両サイドバックの二木と守田がボールを引き出して攻撃する等、練習ではなかった形が強いられたが、試合の中で修正を行いながら素晴らしい形で得点を重ねることができた。終盤に交代選手が出場する中で中盤の間延びが目立ち2失点につながってしまったが、GKの坂田とCBの吉本、田辺が体を張って最後まで守り切ったことが勝因となった。
これから始まるリーグ戦の中で成功と失敗を繰り返しながら、経験を積んで行って欲しいと思う。今日は炎天下の中、一年生全員で運営とB戦を含めて一丸となって掴んだ勝利だった。また、次週の九州国際大学附属高校戦へ向けて素晴らしい試合ができるように全員で準備をして行きたい。
応援していただいた皆様、引き続き応援のほどよろしくお願い致します。