⚽️球蹴男児vs九州国際大学付属高校
4(2−1)3
得点者:稲田翼、德永雄斗、田辺幸久、髙木健臣
⚽️試合展開
先週開幕を迎えた大津高校は、緊急事態宣言が明け今日が開幕戦となる九州国際大学付属高校との対戦となった。
立ち上がり大津高校は前節の反省を生かし、しっかりと相手を押し込みながら主導権を握りたいところだったが、なかなかボールが落ち着かない。
前半12分、上手くボールが繋がらないながらも、左サイドからFW稲田翼(ブレイズ熊本U-15)へボールがこぼれ、相手CBの間を鮮やかに持ち出した稲田はキックフェイントからGKを交わしたところで倒されPKを獲得。このPKを自ら決めて大津高校が先制に成功した。
後半27分、先制したもののボールがうまく繋がらずショートカウンターで失点してしまう。1-1となってからはお互いに攻めあぐねる展開ながらも、大津高校は少しずつボールが繋がりだし、サイドチェンジを含めて相手陣内へとボールを進める。
前半38分、MF濱京一郎(ブレイズ熊本U-15)が展開したボールが右サイドDF二木颯太(サガン鳥栖U-15)、MF日置陽人(ブレイズ熊本U-15)と繋がり、日置の入れたクロスのこぼれ球をFW德永雄斗(FCKマリーゴールド熊本)が押し込み2-1として前半を折り返す。
後半はさらに攻勢を強めたいところだか、孤軍奮闘していたFW稲田が負傷により交代。DF吉永陸翔(ルーテル学院中学校)が後半から出場する。
後半は立ち上がりからお互いに運動量が落ち中盤にスペースができる展開。
大津高校はこの日初先発のFW古川大地(大分トリニータU-15宇佐)がドリブル突破からシュートまで持ち込むなどチャンス作るが決めきれず、次第に不用意にボールを失いショートカウンターを受け流れは徐々に九州国際大学付属高校へ。
後半15分、後半17分には集中力を欠いたところから隙を突かれ、立て続けに失点し逆転を許してしまう。そんななか大津高校はMF濱が負傷交代を余儀なくされ苦しい展開。交代出場したMF東脇凛(アリーバFC)とDF二木と代わったMF佐藤日向(サガン鳥栖U-15)を中心になんとか盛り返すがなかなかシュートまで持ち込めない。
後半35分には、疲れの見えたMF松田亜門(キックスFC)と日置に代え初出場のMF木村祐太(サガン鳥栖U-15)とFW新野太陽(サイレコ・エスペランサ熊本)が、後半41分にはFW德永に代えDF髙木健臣(ブレイズ熊本U-15)が投入される。
残り時間が少なくなるなか、前線へのロングボールから古川のシュートがポストに当たるなど惜しいところまで行くものの攻めきれない。
ベンチへ下がったメンバーからもピッチの仲間を鼓舞する声が飛び交うなか、シュートが枠に飛ばず時間はロスタイムへ
試合はそのまま終わるかに見えた後半AT1分ついに執念が実る。
前線へポジションを変えていたDF田辺幸久(菊陽中学校)が相手CBのパス交換を最後まで諦めずに追いかけると、その執念が乗り移ったかのように相手のミスを誘いボールは田辺の元へ。冷静に流し込んだ田辺の起死回生の同点弾となった。
田辺の執念により同点へと追いついたのも束の間、このままでは試合は終わらない。
後半AT4分、GK坂田昇哉(ブレイズ熊本U-15)から繋いだボールが右サイドMF佐藤へ渡り、佐藤がドリブルで右サイドの角度のないところからペナルティーエリアへ進入し、ボールはインサイドをオーパラップをして来たDF髙木へマイナスのパスが通る。髙木はそのままシュートに持ち込み一度は相手GKに阻まれるが、こぼれた球を再び髙木が角度のないところから右足で蹴り込みこれがゴールネットを揺らしまさかの逆転ゴールとなり、試合終了。
劇的な幕切れとなった試合は後半ATの執念の逆転劇によりなんとか大津高校が勝利を収めた。
⚽️監督コメント(木村優成)
今節は怪我人が多く、前節2得点した碇もプレミア出場のため不在となるなど、難しい試合になることは選手達にも伝えていたところでした。
逆転ゴールを決めたDF髙木は当初メンバーから外れていたところを当日の早朝練習で人一倍声を出しながら頑張っている姿を見て抜擢したところチームに勝利を呼び込む素晴らしい仕事をしてくれました。これも普段から諦めずに頑張っていた高木にサッカーの神様がチャンスをくれたんだと思います。
今節の後半ATの田辺や髙木の得点は、サッカーが技術や戦術だけではいけないことを示してくれましたし、今回試合に出れなかった選手にも励みになると思います。
今日は苦しみながらも勝ち点3を獲得してくれた選手達を本当に褒めてやりたいと思います。まだまだ甘さもありますが、引き続き大津高校の応援をよろしくお願い致します。